gemme du parfum

宝石のようにしづかに輝く、香りのおはなし。

媚薬の香りワークショップ後記

今日はヴァレンタイン前に、思い思いの媚薬の香りを創作していただきました*

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ちらっとだけ、そもそも媚薬とは?のお話をさせていただくと…

媚薬(アフロディジアック)の名は、美と愛の女神アフロディーテ(ヴィーナス)に由来しており、「愛の行為を鼓舞するもの」と定義されています。いわゆる…惚れ薬。

したがって、豊穣のシンボルとされる食べ物(豆、種子、穀物の実)、カラダに栄養分を与え、性的機能を促す物質はみな媚薬と呼ぶにふさわしいのです。

 

また、ルイ15世の愛人マダム・ド・ポンパドールは自分で調合した媚薬で病気になったというエピソードがあったり。古代ローマには有害な媚薬に夢中になり自分の恋人に飲ませすぎたため、誤って死に至らしめたご婦人方もいたそうです。

ラテン語の「毒」ということばveneumには媚薬、という意味もあるくらい、カラダに効果を実感させるため中には過激なものもあったのでしょうね。

 

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今日の媚薬のレシピには、トップノートには新陳代謝を活発にさせる効果のある「薬草の中の王」とよばれる朝鮮人参や、ホルモン分泌を助けるマンゴー。

ミドルは濃厚な白い花々ジャスミン、イランイラン、ギリシャ神話で少年の血から生まれた花とされるヒヤシンス。

そしてラストには服用すると肌から匂い立つとわれるヴァニラ、血行を促進させるシナモン、フランスの祝祭日に気付け薬としてホットチョコレートに混ぜて飲むよう薦められていたアンバー(今は動物保護のため合成ですが)などをご用意しておりました。

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おやつには、「恋の媚薬」「恋愛ホルモン」と呼ばれるフェネチルアミンを含んだ、手製のベイクドショコラをお出しいたしました。

女性の美肌、美白に良いといわれるクランベリー入りです**

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キャラメルチョコのようなかわいい香りや、S気のあるツンとしたジャスミンベースの香りや、キリッとした高貴さとやさしい温かさの二面性のあるタイプなど、かなり個性豊かな媚薬たちができていましたね!

 

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(こちらはお客様のご自宅でディスプレイしてくださっている画像です!)

早速美しく彩ってくださり嬉しいです*

香りもうれしくて喜んでいるように見えます〜♩

 

ワークショップで色々な面から、香りの魅力を楽しんでくださっていればこれ幸い。

次回、企画を練っておきますので、またお会いしましょうね。

素敵なヴァレンタインをお過ごしください…*